本気で器を直したいと思ったとき
旅行に行くたびに、地元のセレクトショップで器を買います。
沖縄で必ず寄るお店が何軒がありますが
港川外人住宅街
(港川ステイツサイドタウン)
PORTRIVER MARKET もそのひとつ。
そこで購入した器をとっても気に入って、毎日のように使っていたのに、ある日不注意で落としてしまいました。

それまで、ちょっと欠けた器を使いながら「いつかこういうの全部、金継ぎで直したいなー」とふんわりと思っていたのですが、「いつか」ではなく「いま」「直したい、直す」という決意に変わったのは、この器を割ってしまったことがきっかけです。
けれど
金継ぎを調べても教室が少ない。
通うのにちょっと遠い
いま空きがないからすぐできない。
通えるようになったとて、時間をかけて作業をするのですぐに直るわけでもない。
私、続けられるだろうか?
全部直すまでにどれくらい期間がかかる?費用は?
検索しつつ、いろいろ考え、やる気がしぼんでいく気がしていた頃、「グルー継ぎ」を見つけました。
グルー継ぎは
・材料ひとつ
・作業はほぼ一回で終わる
・材料は自然鉱物由来で安全
・24時間後には使える
こんな便利なものがあるのね!と嬉しくなるとともに、「本物の金継ぎじゃないしなー」とチラッと思いました。
けれど、考えてみれば「本物」とか「偽物」とか、そういう話ではないのだと気づきます。
私は器を直して使いたい。そのために私が選ぶ手段はどちらなのか?であって、その選択に本物偽物という価値観は必要ない。
本物の漆や金粉を使って芸術ともいえる伝統工芸「金継ぎ」と、現代の技術である wGlue(以下グルー)を使って自分の手で気軽に繕うグルー継ぎ、どちらも器を修復する技術。私の目的に合わせてどちらを選んでもいい。
グルー継ぎの体験レッスンに参加して、3つの器の欠けを繕いました。

本当に、あっという間にできるグルー継ぎがとっても楽しくて。
楽しく気軽にできて、使って嬉しいを体感し、もっとやりたい!気持ちに満ち満ちて、すぐにグルー継ぎの認定講師講座に申し込みました。
やちむんも繕いました。

割らないほうがもちろんよかったけれど、派手に割ってしまったのにまた使えるようになったことは本当に嬉しくて。私に新しい世界をくれた器を大事に使っていこうと思っています。













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